文献やアドバイスを全く使わず、ひたすら独学で走っていた時。
僕はたびたび理由のわからない「良い感覚」に直面しました。
その一つに
大きな輪っかをくぐりぬけるような感覚
で走るというものがありました。
どういうこと!?
って話ですよね笑
具体的には、肩を前にたたむように肩甲骨を閉じます。
身を狭めるような、そんな感じ。
なぜそんな動きをしようと思ったのか。
きっかけはこちらの映像。
そう。
何を隠そう、僕はアイシールド21に憧れているのです!
(「アイシールド21」とは、臆病者で超俊足な主人公が活躍するアメフト漫画)
光速のランニングバックを目指してアメフト部に入り、しんどくて陸上部に速攻転部するというバカみたいな茶番を高校・大学と繰り返しました。
(退部後、アメフト部員の皆さんは怖い人になるので気をつけましょう笑。)
なんで腕を前に向かって閉じるように走ると、一瞬速く感じるのか?
その理由がわかりました。
肩甲骨の動きです。
走りの動きは、体の中心部の回転運動が大きく関わっています。
特に骨盤の旋回などが主な例です。
肩甲骨も、回転します。というか動きます!
例えば「肩甲骨を寄せる動き」って、イメージしやすいのではないでしょうか?
ラットプルとか、後ろに両手をついて座り込む時とか。
オードリー春日さんみたいな感じ笑。
腕を前に向かって閉じると、上記の動きとは逆方向に肩甲骨が動きます。
この時、肩甲骨が前に動くように感じます!
実はこれこそが、走りに重要だったようです。
こちらの動画で詳しく解説されています。
実際に走って、腕を前に振る時。
腕は肩を下げて振り、すくい上げるように腰の側を通過させる意識で動かします。
すると、肩甲骨がしっかり下がって前に出る。という回転が生み出せます。
昔、ある先輩(10秒5台)が僕に腕振りをアドバイスしてくれた時仰いました。
「腕をふることは、すくい上げる動作が肝である」
あの言葉の意味が、やっとわかった気がします。
きっと肩甲骨の前方向の動きを活かすためでもあったのでしょう。
肩甲骨を動かす事で、そこにくっついた腕はリラックスして効率よく動く。何よりさらに前に腕を出せる。
そして、肩甲骨に連動して骨盤も回転する。
僕が両腕を前に畳んで飛び込むような意識がハマる理由は、肩甲骨にあったことに気づけたそんな日でした。
それでは!
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