今回はみんな大好き接地の意識を語りたいと思います!
(ノ`Д´)ノ
一種ってなんやねん
と思うかもしれませんが、何事もたったひとつの意識で語りつくせないもんです(笑)
仕方ないんだ。
こちらの記事でも述べましたが、接地は細かく区分できます。
今回は接地(すなわち足が地面に触れること)の、その前の段階のお話です!
目次
地面に触れてからでは遅い
100mは、後半になるにつれて接地時間が短くなっていきます。
意外と多くの人がやってまいがちなのが、序盤からピッチを急いで上げようとしてしまうことです。
それに伴い、接地時間を十分に稼げていないパターンになりがちです。
・・・うん?接地時間って稼ぐもんなのか??
(゚Д゚)ゴルァ!!
そう思った方もいるでしょう。
おっしゃる通りです。
だがしかし!
加速度は加える力の大きさに比例する
a=F/m
(a:加速度、F:力、m:質量)
この運動方程式は揺るぎません。
スピードに乗った後半ならともかく、まだピッチすらゆっくりな前半に接地を丁寧にしないのはマズいです!
それは、止まっている状態のボーリングの玉を思い切り叩くようなものです。
最初は丁寧に触れてからグッと押す意識で転がすはずです。
それと同じで、
スピードに乗っていない重い体を動かすには、丁寧に地面を押すべきです!
後半になって、はじめて本題に入れます。
後半の接地は、そうやって丁寧に地面押すもんじゃないんだぜって話です。
タンッタンッ
と弾くように接地するイメージでしょうか。
これは言うまでもなく、多くの人がやってると思います!
ただし!これはあくまで地面に触れてからの意識です。
実はこれだけではまだ遅い。
もっと接地を短く済ませる方法があります!
地面に着く前に接地したと思いこむ
簡単に言うと、
振り下ろす足が見えない地面を踏む意識をする
これがミソです!
「見えない地面」というのは、本来の地面よりも少し高い位置にある空間です。
室伏広治さんも、「空気のボールを踏み潰すような意識」を述べていました。
この工夫のメリットは2点!
1つは、接地に力を加えるタイミングが少し早くなります。そりゃそうですよね。地面が現実よりも高い位置にあると錯覚させるんだから。
そしてもう1つは(こっちが重要)、遊脚が速く前に出てくること。
これは錯覚を利用した効果だと僕は思います。
まだ地面に触れていないのに、空中で振り下ろす足がすでに(見えない地面に)接地したと錯覚させる
→接地したのだから、次に前に振り出す脚がシザースするタイミングが早くなる(脳が振り出すよう足に命令する)
片方の足が接地したら、反対の足を前に振り出す。
この当たり前の体の連動リズムを利用して、わざとタイミングを錯覚させる。
こんな不思議な技術も使えるものです。
ただ単純に「速く次の足を振り出そう」とか考えても、すぐに限界は来る。
結果と全く同じことを主観で意識するのではく、主観で何か捻った意識をして、結果的に求めていた事象が起きる。
こういう主観と客観(結果)のずれを意識した練習も必要ではないでしょうか。
ぜひお試しください!
それでは!
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