「軸を意識して走れ」なんて話、よく聞きますよね。
ピンと姿勢を良くしてダッシュ。
こうして誤った方向に育てられてしまうことに一石投じたいと思い、この記事を書きました。
目次
前置き「気を付け」
起立、気を付け、礼。
この忌々しい挨拶によって、"気を付け=ビシッと固まる姿勢"になりませんか??
僕は、気を付けの姿勢によって、かえって気を付けることができなくなるのではと思います。
・・・何言ってんだ俺。
いやまて、落ち着くんだ!整理しましょう(笑)
気を付けるのは周りの動きに素早く対応できるようにするため。
だからこそ、気を付けの姿勢はいつでも動けるような柔軟な状態であるべきだと思います!
リラックスした状態をキープしてこそ、次の動きに上手くつながるってお話です!
そんじゃ、いってみよう。
体の捻り
体全体を一本の棒のように!
こんなアドバイス、皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか??
、、、これを何人かに実践させたら、全く違う2通りの結果が出てしまうと僕は思っています。
一つは、本当に言われたとおりビシッと気をつけの姿勢。そして走っててもブレずに固い走りとなるパターン。
悪い意味でのロボット感。
残念ですけど、おそらくこれが多数派です。
もう一つは、言われたとおり棒をイメージ。
ただし、"しなり"ます!
そう、カーボンのような柔らかい棒なんですよ。
だから体を捻るようにして、陸上を滑らかに、パワフルに進む走りです。
サニブラウン選手とかが捻りの動きの典型ですね!
イメージとしては前者が鉄パイプ。後者が釣竿とかですね。
「棒」って言葉一つで、こうも分かれてしまうんです。なんとも恐ろしいアドバイス。
確かに体幹がブレない走りもアリです!
ただし、そのスタイルでも一定の柔軟性は必須となります。
何事もガチガチに固めては失敗するんだよ、うん!
力こぶを作ったままパンチするよりも、力を抜いた状態でパンチする方が速くて強いと思いませんか?
なんで体幹の捻りやしなりを勧めるかと言いますと、接地でもらったエネルギーを効率よく受け取って、推進力に変えるポンプみたいな役割を果たしてくれるからなんです!
"しなり"修得のコツ
しなりを使いこなすには、まずは大前提として脱力が必要です。
筋肉の緊張を取り払った後に、体を揺らすところから始めましょう。
①その場で直立する。
②上半身を胸部・腹部に分けて考える。
③胸部より上は平行移動で左右に揺らす。腹部は左右交互に潰すように斜めに傾ける。
④腕は大きくゆったり伸ばしてペースに合わせて振る。
(この写真だと、胸部は右側に平行移動、腹部は左側が潰れて右側が伸びてるイメージ。)
クネクネ動かすのになれたら、
歩きながら→ドリル→流し→実践
とスピードを上げていってください。
ちなみに、頭は基本的に中心部に向かって軽く傾けるようにしてください。
(例えば胸部が右に平行移動したら、頭のてっぺんは左上に向くように傾ける。)
この"しなり"ないしは"ひねり"は、必須スキルというより応用系なので、相性が悪いと思ったらバッサリやめてください。
ただし、どのスポーツにも必ず柔軟性が必要になることだけは、忘れないでくださいね!
それでは!
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